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  • 2020/11/16
  • 歯科全般コラム
歯周病の治療について
こんにちは
有田歯科医院 副院長の有田 竜二です。
今日のお題は、歯周病の治療について書かしていただきます。
まず、歯周病とは、歯周組織に歯周病菌が感染する感染症なのです。
歯周組織に歯周病菌が感染すると、まず歯茎が腫れて出血をしてきます。この段階ではまだ歯周病でなく歯肉炎です。
この状態を放置してしまうと病態が進行し、歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かして行くのです、骨が溶かされた時点で歯周病発症です。
保険の歯周病の治療は、まず歯と歯茎の間にできる歯周ポケットの深さを測ります。
歯周ポケットの1~3mmまでが正常、4mm~が歯周病としての治療対象となります。
治療は歯周基本治療と言って歯の周りについた歯垢や歯石の除去を行い炎症を取り除き歯周ポケットを3mm以下の正常な状態へ
戻してあげることが目的となります。なので歯周ポッケットが深く清掃器具が届かない場合には外科手術も必要となることがあります。
歯周病の治療はとても難しく基本的に完治はないと言われています。

 歯周病が悪化しやすい人

・喫煙されている方は、歯茎の毛細血管が委縮して歯茎が硬い状態になり出血もしにくく治りがとても悪いです。

・妊婦さんは、いつもより女性ホルモンが沢山分泌され、女性ホルモンを餌とすPrevotella intermediate菌が増殖することから悪化しやすいです。

・糖尿病の患者さんは、血管・神経障害を起こしている事があり、自覚症状が出にくいため悪化しやすく、傷の治りも悪いとされています。

 上記の方以外も歯周病の治療は、できるだけ早期に、こまめにをオススメしております。

また、当院では保険外でのオプション治療として新型コロナウイルスの確定診断で有名になったPCR検査(新型コロナウイルスの検査は出来ません)を行い
感染している歯周病菌を特定しその菌に合った投薬を行う歯周内科治療や、歯周病菌やむし歯菌を減らしてくれるL.ロイテリ菌を用いる
バクテリアセラピーも行っております。

お気軽にお問い合わせください。






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